自律神経の乱れの調整

　自律神経が乱れているのかもしれないけど、本当にそうなの？
　まずチェックしてみましょう　

　　特に原因が思い当たらないのに、以下の項目に複数当てはまるようなら、
　   自律神経に負担がかかっている可能性があります。

　　☑　立ちくらみを良く起こす

　　☑　めまいや耳鳴りのするときが多い

　　☑　肩こりや腰痛がなかなか治らない

　　☑　手足がだるい

　　☑　朝起きる時、疲労感を感じる

　　☑　気候の変化に弱い

　　☑　寝ても寝ても寝足りない

　　☑　胸が締め付けられるような感じがある

　　☑　胸がざわつくような感じがある

　　☑　息苦しくなる時がある

　　☑　夏でも手足が冷えている

　　☑　顔だけ汗をかく、または手足だけ汗をかく

　　☑　胸やけ、空腹感がないなど胃の調子がおかしい

　　☑　よく下痢や便秘をする

　　☑　食べ物を飲み込みずらいときがある、のどに違和感がある

　 自律神経は全身の器官をコントロールするので、バランスが崩れると全身の機能に支障をきたしてしまいます。
　 内科や神経外科また耳鼻咽喉科などに行って調べてもらっても、悪いところはないと言われることが多いです。

　あなたはどのタイプ？

　　自律神経の乱れには大きく分けると4つのタイプがあります

　　１　本感性タイプーー自律神経の乱れやすい体質（虚弱体質や低血圧の人に多く見られる）

　　このタイプは日常生活のストレスもあまり関係しないので、主な改善方法は日常生活習慣の見直しです。食事・睡眠・運動・休息のバランスを考える必要があります。

　　２　神経症タイプーー心理的な影響が強い（感受性に富む）

　　このタイプは自分の体調の変化に敏感で、少しの精神的ストレスでも体調を崩してしまいがちです。感受性が敏感なため、精神状態に左右されやすいのが特徴です。  改善方法は音楽を聴いたりやアロマテラピーなど五感に働きかけることで気分をセルフコントロールしたり、 電気療法などで神経の乱れを整えると良いです。

　　３　心身症タイプーー日常的ストレスに弱い

　　日常生活のストレスが原因で、心と体の両面に症状が現れます。一般的に一番多いタイプです。几帳面で努力家で真面目な性格の人がなりやすいです。日常のストレスをうまく逃したり、原因となっているストレスを取り除くようにしていくことが大切です。誰かに話を聞いてもらったり、発散することを心掛けましょう。電気療法などを積極的に利用するのも良いでしょう。

　　４　抑うつタイプーー心身症がさらに進行

　　心身症がさらに進行すると、やる気が起きない・気分がどんより沈んでいるといった「うつ症状」が見られます。肉体的にも頭痛・微熱・だるさ・食欲不振・不眠などが現れます。体の症状の陰に精神的なうつが隠れているのですが、体の症状ばかりに目が行ってしまい、対症的なお薬を飲んでもなかなか改善しません。

　　長く不快な状態が続いてしまう場合もあります。几帳面な性格や、完全主義の人が陥りやすいようです。このような時は適切なお医者さんに診てもらうことで、改善をはかりましょう。

　自律神経の乱れの原因

　　　　◎生活のリズムの乱れーー夜間勤務、夜更かし、不規則な生活習慣

　　　  ◎過度なストレスーーーー社会的・精神的・人間関係などの過度のストレス

　　　  ◎ストレスに弱い体質ーー子供のころから下痢しやすい・吐きやすい・環境が変わると眠れない

　　　  ◎ストレスに弱い性格ーー気持ちの切り替えが上手くない・ノーと言えない感情処理が下手        

　　　  ◎環境の変化―ーーーーー社会環境の変化、人間関係や仕事環境の変化など

　　　  ◎女性ホルモンの影響ーー思春期・更年期、体が弱っているときなど
　　　　　　　　　　　　　　　  女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化し続けるので影響を受                                                           けやすい
 

　＝セルフコントロールで自律神経と上手に付き合いましょう＝