肩こりと頭痛

　肩回り・首周りの靭帯の付け根や靱帯・関節包、肩甲骨や鎖骨、肋骨の周り、そして肩関節に関連する筋肉や筋膜（ファシア）の問題点を見つけ改善してゆきます。

　ただ機械的に決まった形で肩の痛みに対する施術をするのではなく、痛みの場所はお一人お一人違いますので、その方の痛みをきちんととらえ、痛みの場所を特定し痛みの種類に合わせて数種類の手技をきめ細かく施してゆきます

　施術が進んでゆきますと「痛む場所が変わった」とか「違うところが痛くなった」と言われることがありますが、痛みが取れて行く途中で関連していた場所の痛みに気づくようになり、当初の痛みはなくなったものの関連していた場所の痛みが残っているためです。

　そうなってきたら施術の終了はすぐそこに来ていると考えてよいでしょう。

　体を包む膜組織のどこがどのように不具合を起こしているのか追求していきます。痛みを発している震源地だけでなく、筋膜のつながりを追いかけて不具合を探し出してゆきます。

　頭痛は首周りや頭蓋の筋膜の歪みや不具合で起きます。よく首の付け根にしこりがあるとか、首の付け根が痛い、耳の後ろが突っ張ると言われることが多いですが、これらも筋膜の歪みを正すことで痛みを解消することができます。
　
　

　肩が固い・首が回らない・腕が上がらないといった症状は、筋膜を整復することで解消されます。筋膜の滑走する性質や柔軟性を整復して取り戻すと、以前のような動きが戻ります。

　肩こりに関連する筋肉は肩だけでなく胸・背中・腕の筋肉や筋膜が深くかかわっているので、広範囲に見てゆく必要があります。

　これらの筋肉・筋膜を修正・整復すると体の血流・リンパの流れ・神経伝達が正常に戻りやすくなりスッキリとした感覚が戻って来ます。